挙式に関わったスタッフ
海外挙式では主に当日のメイクなど挙式のお手伝いをお願いするスタッフがいるはずですが、そのスタッフたちへのチップはどうすればよいのでしょうか。
基本的にヨーロッパはどの国も「チップを渡す」習慣が薄れていますので、基本的には渡さなくても良いでしょう。日本では「お心づけ」としてお金を渡すことがありますが、海外にその文化はないので、気にする必要はありません。
むしろ、その分までスタッフの人件費に含まれていると考えましょう。ただ、もちろん日本と同じように渡すと相手にも喜ばれますので、あくまで良いサービスをしてもらったら渡すという感覚で良いでしょう。
レストラン
アメリカではレストランで働くウェイター・ウェイトレスがほぼ最低時給で働いていることからチップが重要視されますが、ヨーロッパではすでにサービス料が含まれてレシートに合算されていることが多いので、サービス料が入っているかどうかでチップを置くかどうかを決めます。
サービス料の有無はメニューに書かれていることが多いのでオーダー前に確認できます。サービス料が書かれていないお店では会計後にチップを置きます。相場は5-10%です。私たち日本人は、何となくサービスの良し悪しに関わらずついチップを置いてしまいそうになりますが、現地の人々は割とシビアで本当にチップに値するサービスだったかを判断して置いています。
そのため、本当にいいサービスだったなと思えば気持ち多めに、気分を害したりまたされすぎたりした場合は置かないなど、サービスを吟味して渡しましょう。
ホテル
海外挙式の際は、普段の旅行より少し良いホテルに泊まることもあるでしょうし、何より荷物がかなり多くなっていると思います。
そんな時にポーターさんが荷物を運んでくれたら、荷物一つ当たり1ユーロほどを渡すようにしましょう。また、ベッドメイキングのスタッフ用に枕元にこちらも1ユーロほどを置いておくと良いでしょう。
タクシー
海外旅行で最も不明瞭なサービスがタクシーです。ぼったくりや様々な事件が多いものでもあるので、使わなくてよいならそれに越したことはありませんが、海外挙式の際は普段よりも荷物も多いでしょうし、リゾート地などに行くと交通の便を考えるとタクシーを使わざるを得ないところも多くなってきます。
タクシーの支払い方法は国によっても変わってくるのですが、オーソドックスなメーター式の場合は、遠まわりされていたり、同じ道をぐるぐる回ったりしていないかを確認しておきましょう。
今はグーグルマップなどでも大体の所要時間がわかりますので、予め確認しておいて少しでもおかしいようであればすぐにドライバーに尋ねるようにしましょう。また、重い荷物を多く積んだ時は荷物一つ当たり1ユーロ、といった具合に運賃に加算されることもあります。チップはお釣りの端数を渡すぐらいで問題ありません。
しかし、あまりいい待遇を受けなかったという場合は払う必要はありません。
いかがでしょうか。
基本的にヨーロッパの国々ではチップの習慣が廃れていますので、日本と同じように過ごせる、私たちにとってはありがたい行き先と言えるでしょう。
たとえ忘れてしまっても咎められたりすることはまずありませんが、気持ちの良いサービスを受けた場合にそのお礼として少しでも渡すと喜ばれるでしょう。