グルームズマンとは?
欧米の結婚式では、花嫁の友人や姉妹、親戚から選ばれた未婚女性がおそろいのドレスを着て結婚式当日花嫁の身の周りのお世話をするブライズメイド(bridesmaids)という習慣があります。
ブライズメイドは、花嫁の衣装の着付けサポートをしたり、フラワーシャワーを行ったり、結婚指輪やブーケを花嫁に手渡したり、ウェディングドレスを整えたり…、花嫁の付き添い人・立会人として結婚式を盛り立てる名誉ある仕事です。
そのブライズメイドの男性版がグルームズマン。花婿の友人代表であり立会人でもあるグルームズマンは、新郎の身支度を整えたり、ゲストを席までエスコートしたり、結婚式の進行を手伝ったり、様々な役割があります。
また披露宴後の二次会の企画や、結婚前夜・独身最後に羽目を外すドンチャン騒ぎ?と言われる「バチェラーパーティー」の企画をするというのも有名です。
中世ヨーロッパでは、結婚式の日には二人の幸せをねたんで悪魔が降りてくると言われています。その悪魔の目を惑わすために、花嫁や花婿と同じスタイルの男女を付き添わせ、誰が花嫁や花婿なのか分からなくするのがブライズメイド&グルームズマンの由来だと言われています。
グルームズマンの衣装は?
出典 http://kizunasblog.jugem.jp/?eid=114
基本的には全員が同じスタイルの衣装で参加します。タキシードやモーニングやフォーマルスーツを着用し、花婿と同じようにブートニアをつけます。
しかし、三つ揃えのフォーマルスーツを人数分用意するとなるとかなり大変です。そんな時にはベストとタイだけおそろいにして、あとは色だけ揃えて各自のスーツにしたり、もっと安上がりにタイとポケットチーフだけおそろいにしたり、あまり負担のかからないようなアレンジを考えてくださいね。
また、海外でのカジュアルなビーチサイド・ウェディングだったら、サングラスと付け髭をセットにしておそろいにしてみるなどのカジュアルなスタイルも楽しいですね。
グルームズマンにはこれをしてほしい!
出典 http://wedding.ayanotachihara.com
バージンロードを敷く
新郎新婦が入場する前、会場にバージンロードとなる布を広げて敷いていきます。同じ衣装に身を包んでカッコよくキメた男性たちが布を敷いていく光景は、今から始まる挙式のドキドキ感と期待感をより一層高めてくれます。
一緒に入場
バージンロードが出来上がったらグルームズマンの先導のもと新郎の入場です。そして続いてブライズメイドと一緒に新婦の入場。さらに華やかな結婚式になるでしょう。
ブライズメイドと一緒に受け付け
受け付けは、新婦側のブライズメイドと新郎側のグルームズマンが行うことで見た目が華やかになるだけではなくゲストとの会話も弾みます。ここで新しいカップルが誕生ってこともあるかも?
ゲストとの写真撮影
おそろいの衣装に身を包みブートニアでキメたグルームズマンはウェディングに花を添えるステキな演出。そのため写真撮影もひっぱりだこです。ブライズメイドと共にたくさんの素敵な写真を残してください。
バチェラーパーティーの企画も!
結婚前夜の独身最後の夜に男友達と飲み明かすバチェラーパーティー。気のおけない仲間たちとの飲み会は間違いなく楽しいですよね。でもくれぐれも羽目を外し過ぎたり、翌日二日酔いで動けない…なんてことのないように気を付けてください。
今回は、ブライズメイドの男性版であるグルームズマンについてご紹介しましたがいかがでしたか?日本ではまだ知名度は低いかもしれませんが、海外ではポピュラーな演出ですので、海外ウェディングに取り入れてみるのもいいかもしれませんね。また、帰国後の披露宴やパーティーに取り入れてもいいでしょう。海外ウェディングの続きのような演出にゲストも大喜びのはずです。
なお、グルームズマンをお願いする場合には必ず新婦側のブライズメイドも立ててください。そしてブライズメイドとグルームズマンの人数は同じ数というのが基本です。