■語り手/花嫁●平林すみれさん
私たちの結婚について、色々な葛藤があったようですが結局私たちの思いが通じ認めてくれました。
それからのウエディングの準備では、とにかく「みんなで楽しめる海外ウエディング&旅行になればいいなあ」 と思っていました。以前より、ヨーロッパでの挙式に憧れていたのですが、世界遺産のアルハンブラ宮殿内で挙式ができるということに惹かれて、スペインでの挙式に決めました。
旅行に関しては、父がスペインに詳しいということもありプランニングを手伝ってくれました。昔ながらの素朴なスペインの面影を残す山麗の美しい白い村ミハスをはじめ、挙式をするグラナダ、バルセロナ……と、みんなで楽しめるプランを考えてくれ、とても心強かったです。
挙式前夜は、両家揃っての食事をしました。 笑い声の絶えないとても楽しい時が過ぎ、みんなが祝福してくれているのを実感し、とても嬉しく思いました。
バージンロードを父と歩いた時は、ふたりとも結構リラックスして歩けていたと思います。離れる時に、父が「幸せにしてね」と小さな声で新郎に言ったのを聞いて、父の思いが伝わりぐっときました。
今回の旅行では、両家一緒に9日間楽しい旅をしたことで、とても打ち解けられて仲良くなれたので本当に良かったです。「沢山の愛情をありがとう! シゲと二人で愛情一杯の家庭をつくります。これからもやさしくて偉大な父でいて下さい」

■語り手/花嫁のパパ●清水辰弥さん
スミレたちのことについて、本当に迂闊にも最初は「スミレ」の12年の「シゲ」との付き合いの思いを汲み取れず、ある時、これは「純愛物語」なのだと思い知り、もっと早く分かってあげれば良かったと今でも思っています。
スミレが挙式を決めたのは、アルハンブラ宮殿内にある美しく格調のある「サンフランチェスコ・チャペル」での挙式。 かつて私が訪れたということもあり、旅行プランを練るのを手伝いました。
3月25日に日本を発って、南スペインの街を巡ってからグラナダへ向かいました。親子三人で過ごす最後のグラナダの夜、ヌエバ広場のレストランで前祝をし、「12年間の恋が実って良かったね!幸せになるんだよ」と話しました。
挙式当日、スミレがドレスを身に纏った姿を見た時は、我らが娘ながらとても美しくキラキラと輝いていていました。長女のユリの国内挙式の時は、列席の方もたくさんいらして、しかもバージンロードが長かったものですから震えるほどあがってしまいましたが、スミレの時は割と余裕がありました。しかし、あぁスミレがこれでお嫁にいってしまうのだと思うと、何とも言えないさみしい気持ちと、必ず幸せになって欲しいと言う気持ちが、ないまぜになって複雑な気分でした。
今回のヨーロッパ旅行で、平林家とお会いするのは3回目でしたが、9日間行動を共にし、多くの感動を共有したことで、とても親しくなることが出来ました。なによりの旅の効用だと思います。
「アルハンブラ宮殿」での挙式は、とても感動的でしたし、また本当にたくさんの方々に祝福していただいてふたりはとても幸せ者です。挙式の後に「ユリ」から届いたメッセージの「シゲ」に対して「こんな私と一緒にいてくれてありがとう」という感謝の気持ちを忘れずに……。 そして、やさしくて料理の得意な「シゲ」と末永く幸せに! |