■語り手/花嫁●山口裕子さん
昔から私の意志を尊重してくれ、口数も少ないお父さん。結婚報告をしたときも少しさみしそうな顔をしたものの、特に意見を言われることもありませんでした。少し照れ屋で、一緒に現地サロンで衣装を選んだときも、自分だけ決めて先にホテルに戻ってしまうくらい(笑)。
でも、パパっ子の私は正面から向き合ったら絶対に泣いてしまうと思ったので、努めて明るく振る舞いました。泣いちゃいけない、笑っていなきゃ・・・・・・。長い長いバージンロードではさまざまな思いがこみあげてきて、思い出のなかのお父さんが頭のなかを駆けめぐりました。高校時代に帰宅が遅くなったとき、お母さんとふたりで近所中を探し回ってくれたお父さんの心配そうな顔・・・・・・。口では何も言わないけど、優しさを行動で表してくれるお父さんでした。そしてそれはお父さんが私に示してくれた最大の教えでした。
「初めての海外旅行はどうでしたか? 祝福してくれて本当にありがとう。」

■語り手/花嫁のパパ●松田貞則さん
裕子から結婚報告を受けたときは本当にうれしい気持ちでいっぱいでした。娘は小さいときから意志が固く、自立心の強い子でしたので、私たちもなるべく娘の意志を尊重して育ててきました。そんな娘が選んだ相手だからこそ、私たちも安心でしたし、ハワイ挙式についても私たちからは一切口出しすることはしませんでした。娘は言葉少なですが、私たちに態度で示してくれる優しい子です。私も妻も海外旅行が初めてでしたが、しっかり者の娘が全てを手配してくれたので、何の心配もなくハワイに旅立つことができました。
裕子の花嫁姿を見たときは、それは感動して、泣けてしょうがないといった気分でした。でも、人前で泣くのは自分らしくないと思い、我慢するのが本当に大変でした。挙式前に娘から結婚についての改まった話はありませんでしたが、娘も言いたいことがあっても口に出せずにいたのでしょう。大丈夫、裕子の言いたかったことや言えないもどかしさは充分私の心に伝わっています。
娘が挙げたセント・アンドリュース教会大聖堂はとても厳かで次女の国内挙式とはまた違った雰囲気でした。バージンロードが長く、娘と歩調を合わせるのに精一杯。しかしながら、その長いバージンロードを進むに連れ、万感の思いがこみあげ、またも涙腺がゆるんできてこらえるのに必死でした。
感動の挙式。今でも良い式だったと妻と思い出に耽っています。初めての海外旅行も一生の記念になる素晴らしい体験ができ、親としてこんなにうれしいことはありません。
娘には世界一幸せになってほしい。一緒になった山口君はとてもいい人で娘は最高のパートナーを見つけたと思います。ハネムーンベイビーにも恵まれ、家族3人で力を合わせて一生懸命素敵な家庭を作りあげてください。孫の姿を見られる2月17日の予定日を楽しみに待っています。
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